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フェイジョアの育て方






注意! このページの内容は私、独自の育て方です。間違ってるかも知れません


趣味でフェイジョアを育て始めて、いろいろ模索中ですので、おかしいところ、間違っているところは御指摘ください。        

栽培地  鳥取県米子市   鉢植え主体で栽培しています。

フェイジョアは、フトモモ科の常緑樹で高さ2〜3mになります。
実がなるまでに3〜5年。



1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
成長 発芽 春梢伸長 夏梢伸長 秋梢伸長
開花 収穫

作業 植え付け 植え付け
剪定
肥料 肥料 肥料 肥料
防寒 防寒



適地・・・・・関東地方以南と言われています。亜熱帯性の植物ですが、寒さに強く−10℃近くの低温にも耐えると言われていますが、ある程度、防寒対策を行った方がいいと思います。
果実収穫時期の10月中旬〜12月上旬に霜にあわないように注意が必要。
また、低温要求時間があり7.2℃以下の温度に100〜200時間当たった方が実付がよくなると言われています。


・・・・・品種のわかる苗を2種類以上一緒に植えつけたほうが良い。自家結実性がある品種でも他の品種の花粉で受粉させたほうが果実の品質、大きさ共に良質な果実ができます。
名前のついていない苗、実生苗などは、果実をメインに考えると避けたほうが良いでしょう。


植え付け時期・・・・・芽が動き出す前の3月〜4月、暖地では10月〜11月頃が良いとされています。
あまり遅いと寒さで根を傷めます。


植え付け・・・・・ポットから抜いて根を広げて植える。根がポットの中で詰まっているときは根鉢を崩し(はさみなどで軽く切る)新しい根が伸びやすいようにしてやる。

この写真の苗は多分、地植えを掘り起こしてポットに詰めてあるため根がホグレています。
ポットで1〜2年養生してある苗はポットの中で根がグルグルに絡み合って根を広げることが出来ないので上と下を1〜2cm位切り取り、側面は4〜5箇所切り込みを入れています。
     

  後はたっぷり水を撒く。




・・・・特に土質は選びませんが、水はけの良い有機質を多く含んだph6〜6.5が良いとされています。






私は、赤玉6:ピートモス(酸度調整済み)2:堆肥2、これに少し炭(活性炭)を混ぜて使っています。











剪定・・・・・

目的の仕立て方、将来どんな形に育てていくか考えそのイメージに当てはまるように不必要な枝を整枝、剪定。主幹形、開心自然形、株仕立てなど様々ありますが自分の栽培環境、条件などに合わせた樹形に仕立てる。


樹、植物本来の持つ形で育てた方が1番自然で樹の伸びたい様に伸び、その樹にとってストレス無く育つような気がしますが、果樹として育てる場合、樹に負担を掛けずに良質な実を収穫する為には人がその手伝いをしてやらないといけません。
フェイジョアに限らず果樹は良質な果実を収穫する為の管理が非常に大切だと思います。枯らさないように、大きくするだけの育て方は水をやり、適当に肥料をやっとけばそれなりに育ちます。
果樹を管理する上で難しいのは整枝、剪定だと思います、切ると目に見える形で変化してしまい、何処をどう切って良いのか?せっかく伸びた枝を切ってしまうのもかわいそう、ココを切ってもいいのかな?と思ってしまい、枝を切るのは勇気が要ります。しかし不必要な枝(日当り、風通しが悪く、花、実が付かない枝)に栄養が行き渡っても意味がありません。剪定して育てたい枝にその栄養が行くように管理していく。

樹形の例
   

どの様な形でなければならないと言うことはありません。
枝が折れやすく、裂けやすいので気をつける、日当り、風通しが良くなるように枝が込み合わないように管理してやればどの様な樹形でも問題ないと思います。(2007.6.22)


私は主幹形+開心自然形の樹形になる様に剪定しています。
フェイジョアの剪定は主幹をはっきりさせ充実させる
@地際の枝(裂けやすい、実がなっても地面にこすれる)
A枝が同じ位置から生える相対枝
B枝が込み合わないように間引く(枝の先に花芽が付くので切り戻しはしない)

二股に分かれた枝
    


地際から出た枝




  


下に向かって伸びる枝




表現が下手で伝わり難いかも知れませんがこんなイメージ







防風、防寒・・・・・植えつけたら支柱を立てましょう。フェイジョアは樹が柔らかく、植え付けしたばかりだと風が強いとき土から抜けてしまいます。
鉢植えは、冬は北風の当たらないところに置き根の凍結を防ぎましょう。

左の写真(プリティ−グリーン)は、葉に雪がつき、その重さで樹が折れそうな所。
この後雪を落とし、軒下に移動して支柱を立て元に戻りました。雪が降り始めてから1時間経たない間の出来事でした。
右の写真(ウイキトゥ)折れてました。

  


下の写真は冬の間に葉が全て落ちましたが暖かくなってくると芽が出てきました。
根が生きていれば葉が落ちても乾燥に気を付け適度な水遣りをしてやると復活することがあります。
ただ、かなりダメージを受けているので注意が必要です。


 
        


        





肥料・・・・・3月、6月、9月、11月に鉢植えの場合玉肥3〜5個程度。肥料の表示に従って適時。


・・・・・根腐れに気をつけて乾いたらたっぷりと。夏の乾燥が激しいときはマルチなどが有効。



結実・・・・・自家結実性がある品種でも他の品種の花粉で受粉させたほうが果実の品質、大きさ共に良質な果実ができます。
花の咲く時期が梅雨と重なるため昆虫による受粉が期待できないため人工授粉をしたほうが確実。(ニュージーランドでは花を食べにくる鳥、昆虫などによって受粉します。)

06.9.1
植えたその年から花が咲く場合もありますが、なかなか結実までは難しいようです。
樹齢の若いうちから実を生らせようとするなら摘花、育成などなどの管理をしっかりやらないと咲くだけ咲いて実がなりません。


授粉

06.6.24
筆などを使って人工授粉させる。今回は花びらを使って授粉させてみました。前回、絵の具の筆でしたら筆の毛にあまり花粉が付かなかった、授粉棒(梵天のようなもの)も売っています。
花びらを取りそれを他の品種の花にこすりつけるだけ。それをまた異品種の花びらに擦り付け花を筆代わりに使って見ました。
咲いてすぐの花はまだ花粉が出てない。
花の中央に1本ある雌しべの先端に花粉が付くようにする。

    

    


07.6.11




柱頭(雌しべ)の拡大写真



葯(おしべ)の拡大写真



花粉の拡大写真



柱頭に花粉



花粉が出る前の葯

線の所が割れ花粉が出で来る



葯から花粉が出てくる様子





病害虫・・・・・基本的にほとんどありませんが、コウモリガ、ハマキムシ、カイガラムシ、など。


我が家で見つけた虫



コガネムシの幼虫
風で鉢が倒れ土がこぼれて発見。根を半分以上食べられていました。



シャクトリムシ






     


                



     


     










内容は随時追加、更新予定